- 薬剤師を辞めたい
- このまま病院や薬局で働き続けていいのか
- 薬剤師以外のことをやってみたい
そんなふうに感じてこの記事にたどり着いた方へ
こんにちは、ゆり子です。
薬剤師の国家資格を取って働く場所といったら薬局か病院というイメージがかなり強いと思います。

実際、厚生労働省の「令和6(2024)年 医師・歯科医師・薬剤師統計」によると、薬局で働く薬剤師は約6割、病院などの医療施設は約2割と、やはり多くの薬剤師が薬局か病院を選んでいるのが現状です。
ですが、本当に薬剤師の選択肢は薬局か病院の2択なのでしょうか?(ドラッグストアを入れると3択ですが、最近は調剤併設のドラッグストアも多いので薬局にカウントしています)
薬局や病院で働いていない薬剤師は薬剤師ではないのでしょうか?
私は薬剤師の職業選択肢はもっと幅広く存在しているのではないかと思っています。

実は私は新卒で入社した調剤薬局を1年未満で退職してから7年くらいケアミックス病院の薬剤師として勤務していますが、このブログのタイトル「お暇をいただきます。
独身アラサー薬剤師のキャリアリセット」と掲げたように今のキャリアに疑問を感じています。
病院薬剤師として働くことは大変ですがやりがいがあり、仕事に対して多少不満はあるものの、どちらかと言えば充実した毎日を送ることができています。
そういう意味では病院薬剤師としての働き方自体は自分に合っていると思っています。
それでも、薬剤師1年目に転職をしたときから「薬剤師を辞めたい」「薬剤師資格を持っていて薬剤師以外の仕事ができないか?」と考えることが多々あります。
この記事では、「薬剤師を辞めたい」と感じたときに考えられる現実的で無理のない5つの働き方の選択肢を、私自身の経験を交えながら紹介します。
企業薬剤師として働くという選択肢
企業薬剤師は現場から少し距離を取りたい人に向いている選択肢です。
- 企業薬剤師ってMRやCROのこと?それ以外に仕事ってあるの?
- そもそも薬剤師資格を活かせる企業なんてあるの?
そう思われる方も多いかもしれません。ですが、実際には私たちが想像している以上に、企業薬剤師の求人は存在しています。

私自身、新卒で入社した調剤薬局を辞めて病院に就職するまでの間に、企業薬剤師の求人に応募し、採用試験を受けた経験があります。
応募したのは、製薬会社の学術・DI業務を受託している会社でした。当時登録していた転職エージェントから紹介され、2社の採用試験を受けました。
製薬会社の学術・DI業務とは、簡単に言うと製薬会社の問い合わせ対応を行う仕事で、医療従事者からの質問に対し、エビデンスに基づいて情報提供を行います。
私が当時聞いた範囲では、この業務は新卒よりも実務経験のある薬剤師を中心に採用する傾向があるようでした。実際、私が受けた企業も中途採用がメインでした。
そのため、新卒1年目だった私は実務経験が乏しく、残念ながら2社とも不採用となりました。

ただ、薬剤師として働き始めて間もない時期に「薬剤師でもこんな働き方があるのか」と知ることができたのは、今振り返っても良い経験だったと思っています。
学術・DI業務以外にも、企業内の管理薬剤師、品質管理、MR、CRC・CRO・CRAなどの治験関係、研究職など、企業で活躍できる場はあります。
求人数は多くありませんし、地域差もありますが、検討する価値は十分にある選択肢だと感じます。
医療系ライターになるという選択肢
医療系の知識を活かして、医療系ライターとして働くという選択肢もあります。
製薬会社がメディカルライターやメディカルコピーライターを募集しているケースもありますし、クラウドワークスなどのクラウドソーシングサービスを利用して、医療系ライターとして仕事を受ける方法もあります。
企業が募集するライターは、医療知識に加えて高い語学力や実績を求められることが多く、正直ハードルは高めです。一方で、クラウドソーシングを利用すれば、未経験からでも比較的始めやすいのが特徴です。
いきなりライター一本で安定した収入を得るのは難しいため、まずは副業として始めてみるのがおすすめです。パートや派遣の仕事と並行して取り組むのも現実的な選択だと思います。
ただし、副業を始める場合は注意も必要です。管理薬剤師や公務員薬剤師など、副業が禁止されている職種の方や、勤務先の就業規則で副業が制限されている場合もあります。
必ず事前に確認しておきましょう。

医療系ライターは私も検討中の選択肢で、とりあえず医療系ライターの仕事案件はどのようなものがあるかチェックするためにクラウドワークスのアカウントを作りました。
まだ何も始めていませんが、ブログが落ち着いたらチャレンジしてみたい選択肢ですね。
正社員で働くという働き方そのものを見直すという選択肢

週5日、朝から晩まで残業込みで働いていると、「もう少し休みが欲しい」と感じたことはありませんか? 私はしょっちゅうあります(笑)
正社員には安定性やボーナスといったメリットがありますが、「本当に正社員でなければいけないのか」と問われて、迷いなく「はい」と答えられるでしょうか。
私は独身であってもパートや派遣という働き方を選ぶのはまったく悪いことではないと思っています。実際に私自身も真剣に検討したことがあります。
業務内容、勤務時間、責任の重さは、正社員・パート・派遣で異なりますが、どのような働き方であっても社会を支えていることに変わりはありません。

薬剤師は他の職業と比べてもパートや派遣でも一定の収入を得やすい職種です。 思っている以上に働き方の選択肢はあるのではないでしょうか。
働き方を見直すとき、今の職場しか知らないまま判断してしまうこと自体が、実は一番のリスクになることもあります。私自身も、転職を考えたときは一度外の世界を知ることから始めました。
外の世界を知ったからこそ、「今の職場に残る」「別の道を選ぶ」どちらも冷静に考えられるようになりました。
いっそ仕事を辞めてしまうという選択肢
かなり思い切った選択肢ですが、私は必ずしも悪いことだとは思いません。
収入が途絶える、キャリアが一時的に止まるといったリスクはあります。
それでも、どうしても精神的に限界を感じている場合は、一度立ち止まるために辞めるという判断もありだと思います。
私は新卒で入社した調剤薬局を辞めるとき、この選択をしました。
今振り返るとかなり思い切った行動でしたが、結果的に自分と向き合う時間を持てたことに後悔はありません。
心身の不調で心療内科に通うほど追い詰められている場合は、無理して働き続ける必要はないと私は思います。

将来への不安は大きい選択肢ですが、大丈夫です。
私は、なんとかなりました。人生って、案外そういうものです。
ただし、退職するときは失業保険や傷病手当金などの申請を怠らないように気をつけましょう。
とりあえず現状維持という選択肢
必ずしも何かしらの決断を今すぐする必要はないです。
生きている以上、結婚・出産・介護など様々なライフイベントがありますので、ライフイベントに応じて選択せざる終えないときがやってきます。
そのときまで待ってみて、考えるべきときに考えるという選択肢は無難ですがリスクの低い考え方だと思います。
おそらく多くの人が無意識的に選んでいる選択肢ですが、かといってこの選択肢は決して惰性などではなく、無意識的に選ぶだけ価値のある選択だと私は認識しています。

私も決断できなかったときは一旦現状維持の選択肢をとりました。
決断できないときは決断を先送りにするのも戦略の内ですよ。
まとめ
以上が、私なりに調べて考えた薬剤師の働き方の選択肢の候補となります。
薬剤師とはこうあるべきの考え方にとらわれてしまうと必然的に働き方の選択肢も狭まってしまうように感じます。
ですが、自分が思っているよりも選択肢は幅広く存在し、自分の考え方しだいでは実質無限大の可能性が広がっていると思います。
今回記載しませんでしたが、薬剤師や医療業界以外の異業種への転職を検討するなどの選択肢も考えれば、難易度はともかく選択肢はもっと増えます。
実際に今回上げたような仕事に就く可能性があるかは別として、選択肢がたくさんあることを知るだけでも心が軽くなるような気がしませんか?

せっかく6年かけて薬学部を卒業し、厳しい国家試験に合格して薬剤師になったのですからもっとワガママに生きてもいいと思います。
それができるだけの力が私たち薬剤師にはあるのですから。
今すぐ答えを出さなくても大丈夫です。この記事が自分には選択肢があると思えるきっかけになれば嬉しいです。
このブログ記事をご覧いただきありがとうございます。今日の記事が、進路や転職を考えるきっかけになれば嬉しいです。
厚生労働省「令和6(2024)年医師・歯科医師・薬剤師統計の概況」https://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/ishi/24/dl/R06_kekka-3.pdf







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