こんにちは、ゆり子です。
私自身、他の病院への転職を検討して何度か病院見学をした経験があります。

ブラック職場やミスマッチは避けたい

雰囲気だけで就職先を決めて後悔したくない!しっかり確認して就職先を決めたい!

でも病院見学って何を見ればいいの?
今回は病院への就職を検討されている方にとってとても大切な病院見学について、病院見学の基本的な流れと、私自身の主観で「ここは見ておいた方がいい」と感じたチェックポイントをまとめました。
実際に病院見学をしたときに書いた見学先へのメール文章をもとに、メールのテンプレート的なものも作ってみたのでよければご活用ください。
病院薬剤師の見学は行くべき?
結論として、病院薬剤師を目指すなら見学は必ず行くべきです。
特に重要なのは、「人員体制・業務内容・職場の雰囲気」の3つを確認することです。
この3点を見れば、その職場が自分に合うかどうかはほぼ判断できます。
- 人員体制 = 人数・忙しさがわかる
- 業務内容 = どんなスキルが身につくかがわかる
- 職場の雰囲気 = 人間関係がわかる
これらを意識して見学することで、「自分に合う職場かどうか」を判断しやすくなります。
病院見学は実際の病院の様子を知ることができる機会になります。
病院薬剤師は調剤業務だけでなく、病棟業務やチーム医療など幅広い業務を担っており、実際の現場を見ないとイメージしにくい職種です。
私自身、1年目で調剤薬局を退職した後、一時は企業薬剤師を目指したりしましたが、最終的に病院薬剤師を目指すことになり、そのとき候補の病院が2カ所ありました。
決め手となったのは見学の時に休憩中の薬剤師が仲睦まじく談笑していた雰囲気に惹かれたからです。
また、病院薬剤師になった後に他の病院への転職を検討して病院見学を行った時に、薬剤部長と他の職種の方との会話の雰囲気がいい病院があり、現職と迷った病院がありました。
最終的に、現職でやりたい事があったため転職することはありませんでしたが、その病院はその後求人がなくなったのでおそらく私以外の方が入職されたのでしょう。
上記のような経験から、病院見学は「自分に合うかどうか」を判断できるため、ミスマッチを防ぐことにつながります。
就職を検討している病院がある場合、病院見学は基本的に行ってください。
そして、病院見学で「ここは違うかもしれない」と思った場合は絶対に辞めた方が良いです。
言語化できなくても病院見学時に感じた違和感は就職後に明確になるケースが多く、後悔につながることもあります。
ここからは、病院見学の流れに沿って、チェックすべきポイントを具体的に解説していきます。
STEP1:病院見学の依頼をする
病院の公式サイトから問い合わせフォーム(メール)を使って病院見学の依頼をしましょう。
電話でも構いませんが、病院の場合だと採用担当が事務方になるので、薬剤部との日程調整がその場でできない可能性が高いです。
これはあくまで管理職でも何でもない薬剤師が、自分が見学の依頼を受ける立場を想像で語ることですが、普段の業務で忙しいためメールの方が余裕ができていいと思います。
見学依頼のメールを送る際は見学希望日を複数記載しておきましょう。
私の場合候補日は先方が選びやすいように最低でも5つくらい記載しました。
また、当たり前ですが希望日は病院が開いている日時を選びましょう。
病院見学依頼メールのテンプレート
タイトル:病院見学の依頼
本文:
医療法人○○会 ○○病院 採用ご担当者様
突然のメールで失礼いたします。
薬剤師の求人を探しております○○と申します。
貴院の採用ページを拝見し、一度見学をさせていただきたいと思い、ご連絡させていただきます。
見学の希望日ですが、下記の日程のいずれかでお願いできればと考えておりますが、貴院のご都合はいかがでしょうか。
【見学希望日】
○月○日○時~○時
△月△日△時~△時
□月□日□時~□時
☆月☆日終日
×月×日×時~×時
お忙しいところ大変恐縮ですが、何卒よろしくお願いいたします。
(氏名)
(電話番号)
(メールアドレス)
見学の日時が決まりましたら、いよいよ病院見学ですね。
STEP2:病院見学の前に準備しておくこと
自分自身のチェック
病院見学では、自分が就職を検討している病院の様子をチェックしますが、まずは自分自身が病院見学にふさわしい服装や持ち物を用意しているかチェックしましょう。
そこまで厳密である必要はないですが、やはり必要な物は持つに越したことはないですね。
また、日程調整のやりとりの際に必要なものを尋ねておくのもいいと思います。
□服装は基本的にスーツ、スーツがなければ最低限オフィスカジュアルを意識しましょう。
□メモと筆記用具は持って行きましょう
□病院のパンフレットをいただく可能性があるのでA4サイズの書類が入るカバン(メインバックとは別に折りたたみカバンを持参でもOK)
□病院へ行くまでの地図(スマホのGoogleマップでもOK)
病院の公式ホームページの確認&見学の時のチェックポイントを整理
見学前に病院の公式ホームページを見て、病床数や診療科などある程度の情報は知っておきましょう。
あらかじめ病院の情報を知っていると見学の時の質問のやりとりがスムーズになります。
そして、見学するときに見たいポイントや聞きたい質問はあらかじめ整理しましょう。
この後に病院見学時のチェックポイントを紹介していますが、病院によって特色はさまざまなので、その病院にあったチェックポイントを自分でも用意しましょう。
STEP3:いよいよ病院見学
薬局窓口もしくは病院の受付で「○月○日○時から病院見学を予定しています○○と申します」とお伝えしましょう。
病院見学では、多くの場合薬剤部長や主任薬剤師など役職のある方が対応されます。
私の職場で見学者が来たときや私自身病院見学をしたときも薬剤部の一番偉い方がご対応されました。
薬剤部側の人間に加えて病院によっては採用に関わる事務方の人も同行するケースがあります。
ただ、もしもここで薬剤部の人間が見学対応を一切せず、事務方の人のみで対応される場合、おそらく見学に対応できないほど薬剤部内が忙しい可能性がありますので注意が必要です。
そして個人的な目線でまとめた病院見学チェックリストを作成したのでもしよろしければ見学時の参考にしてください。
病院見学時のチェックリスト
□薬剤部内の正社員、パート、調剤補助(事務員とも言う)の人数は?
→病床数や業務量に応じた人員がそろっているかの確認
□年齢構成や男女比
□1日の業務スケジュールや平均残業時間
□シフトの様子や休暇日数、有給取得率
□夜勤や当直の有無
□今回の薬剤師募集の背景(欠員補充or増員のため)
→欠員補充でも増員でも特に理由自体に問題はないが、もしも以前から頻繁に求人を出している場合は人がすぐ辞める職場の可能性がある
□調剤補助がどこまで業務に関わっているか?
→業務のタスクシフトがどこまで進んでいるのかの確認。
□子持ちの方の人数
→子持ちの人の働きやすさは職場環境の良さに繋がるという持論ですが。
□教育体制の様子や教育担当者の有無について
→入職したときにどこまでフォローされるかの確認。
□薬剤部内での役割分担
□研究活動や資格取得について
→キャリアを意識される方にとって大事な質問。専門資格取得に対する費用が出る病院もあり。
□診療科の中で一番患者数が多い診療科は?
□病棟業務に入るまでの目安期間
□救急対応設備のある病院の場合、どれくらいの頻度で救急搬送されるか?どんな内容で救急搬送されるか?
□今回見学の対応をされた方は誰か?
→見学対応で薬剤部の人間が一人も出てこない場合、見学に対して対応できないほど薬剤部内が忙しい可能性あり
□働いている人の雰囲気や会話の様子
→言語化しづらいですが一番大事です。例えば以下のようなことをチェックしてみては?
- 業務中の薬剤師が見学者に対して挨拶できる余裕があるか
- 忙しくてもピリつきすぎていないか
- 薬剤師同士が会話しているか
- 若手が萎縮していないか
- 休憩室の雰囲気
□薬局内の散らかり具合
→あまり整頓されている様子がない場合は注意!ミスに繋がる可能性も
□電子カルテや部門システムはどこの会社を使用しているか?
→転職の場合、使用経験のあるものなら使いやすいです
□座って業務できる状況がどれだけあるか?
→年を取れば取るほど立ち仕事はしんどいです
STEP4:病院見学の内容をまとめる
病院見学中は話を伺うことに必死でメモを取ることもままならないと思います。
終わった後は必ず病院見学の内容を紙でもスマホのメモでも良いので書いておきましょう。
基本的な情報だけでなく、自分がどう感じたのかもメモしておきましょう。

時間が経つと印象は驚くほど薄れてしまうので、当日中にまとめるのがおすすめです。
STEP5:病院見学のお礼メールを送る

病院見学お疲れ様です。・・・と言いたいところですが、まだ終わっていませんよ。
多忙な中、貴重なお時間を割いて見学を受け入れてくださったのですからお礼はきちんとしましょう。
お礼メールを送らなかったからといって不都合なことはおそらくないと思いますが、人としてのマナーは大切なので送りましょう。
特に見学をして採用試験を受けてみようと思った場合は少しでも印象よくするために必須だと思います。
病院見学のお礼メールのテンプレート
タイトル:病院見学のお礼
本文:
医療法人○○会 ○○病院
薬剤部長○○様
総務部長○○様
恐れ入ります。
本日病院見学をさせていただいた○○と申します。
本日はご多忙な中、病院見学をさせていただきありがとうございます。
本日見学させていただいて、(以降病院見学で印象に残ったことや良い点を記載する)
繰り返しになりますが、この度は貴重なお時間をいただき誠にありがとうございます。
感謝の意を伝えるべく、メールさせていただきました。
今後ともよろしくお願い申し上げます。
(氏名)
(電話番号)
(メールアドレス)
これはあくまで、病院見学のお礼メールなのでこの場で採用試験を受けるか明言する必要はないと思います。

私の場合最後のお礼文の前に「私自身が今後どのような決断をするのか、すぐに回答はできませんが、この度の見学は非常に有意義なものになりました」という一文を入れました。
あくまで私はこうしましたという経験談なので参考程度に留めてもらえれば幸いです。
さいごに
病院見学の流れにそって必要だと思うことを記載していたので、かなり長くなってしまいました。
あくまで個人的な意見なのでこれが正解というわけではありませんが、参考になれば幸いです。
業務内容や実際の待遇などが気になりがちですが、働いている人の雰囲気や空気感という言語化しにくいがその場にいないとわからない抽象的なことが案外一番大切だったりします。
病院見学では雰囲気を知ることはできますが、実際の人間関係や忙しさは働いてみないとわからない部分ももちろんあります。
ですが、この記事がこれから病院見学を控えている方の不安が、少しでも軽くなれば嬉しいです。
薬剤師のための病院見学チェックリスト
薬剤師や薬学生が実際の病院見学の時に使用できる「薬剤師のための病院見学チェックリスト」を作ってみました。
印刷してメモを書き込みながら使用できます。もしよければお使いください。
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