新卒1年未満で退職した薬剤師が、7年かけてたどり着いたキャリアの選択

新卒1年未満で退職した薬剤師が、7年かけてたどり着いたキャリアの選択 薬剤師のキャリア&働き方

こんにちは、ゆり子です。

病院薬剤師として働き続けていると、

「このままでいいのだろうか」「あと何年続けられるだろう」と、

ふと立ち止まりたくなる瞬間があります。

私自身、調剤薬局を1年未満、病院薬剤師として7年間働く中で、やりがいや達成感を感じる一方で、働き方や今後のキャリアについて悩み続けてきました。

辞めたいわけではない。

でも、このまま働き続ける未来にも不安がある。

そんな曖昧な迷いを抱えながら働いている薬剤師の方も多いのではないでしょうか。

この記事では、

  • 調剤薬局を1年未満で退職することになった経験
  • 病院薬剤師を7年続けて感じたこと
  • 働き続ける中で感じた限界や迷い
  • キャリアを見直したくなった理由
  • 今後の選択肢について考えたこと

を実体験ベースでお話しします。

「続けるか、離れるか」で悩んでいる方にとって、少しでも考えを整理するきっかけになれば幸いです。

新卒1年未満で退職した薬剤師のキャリア

新卒1年目で退職すると強い不安がありますが、薬剤師資格があることでキャリアを立て直せる可能性は十分あります。

当時の私の状況

私は新卒で入社した調剤薬局を1年未満で退職しています。

理由は体調不良です。心療内科にお世話になり、3ヶ月間の休職を経て退職しました。

現在も通院は継続していますが、以前より自分の状態と上手に付き合えるようになり、おかげさまでこうしてブログを書くこともできています。

ゆり子
ゆり子

そのときの心境は「自分は薬剤師に向いていないかも知れない」「薬剤師以外の仕事をしてみたいな」でした。

体調の都合で調剤薬局は退職し、当時お世話になっていた転職エージェントから企業薬剤師の求人で製薬会社の学術・DI業務の受託企業を2社紹介してもらい採用試験を受けました。

企業薬剤師を目指して学術・DI職の採用試験を受けた体験談についてはこちら

ただ、学術・DI業務は現場経験が豊富な方を主に採用する傾向があったため結果は不採用で、結局薬剤師を辞めることなく今はケアミックス病院で働いています。

ゆり子
ゆり子

残念な結果に終わりましたが、薬剤師の選択肢は決して狭くないことを学んだいい経験になりました。

退職の先駆者?ゆり子

退職のきっかけは体調不良とはいえ、30名くらいいた同期の中で2番目に辞めたということで退職の先駆者となり、同じように早期退職を考えている同期数名から退職の相談を受けたことがあります。

相談してくれる同期は店舗などの環境の違いや各々の性格の違いなどはありますが、不思議と悩んでいる事柄に共通する要素があることに気づきました。

ゆり子
ゆり子

人間関係や向き不向きなど、一見悩みの形は違うように見えるけれど、悩みの本質は案外同じだったりするなぁ。

みんな自分の決断が正しいのかどうかで悩んでいる。

私は決断してしまえば行動が早く、自分の行動に対して後悔しないタイプなので、そんな私に「あなたの決断は正しい」と背中を押して欲しかったのでしょうか?

真意の程はわかりませんが、自分自身の退職および転職経験で少しでも同期の決断の参考になればと思っていました。

お互いの転職を機に何人かとの縁は切れてしまいましたが、以降もずっと付き合ってくれる同期はいます。そして今でも転職の相談を受けます。

ゆり子
ゆり子

何度転職したって悩みは尽きない!キャリアや働き方に関する悩みは生きている以上逃れることができない永遠の命題ですよね。

病院薬剤師を続けるか悩んだ5年目

実は、調剤薬局を辞めて転職した病院での雇用形態は正社員ではなく、任期付き職員という有期雇用でした。

最大で5年間という期限のため、この年で私は退職するはずでした。

しかし、薬剤部長が定年退職されたため正社員の枠が1つ空いたことで私は正社員になることができる状況になりました。

ゆり子
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このまま正社員として残るべきか、別の病院へ転職すべきか・・・

このとき私は正社員になるべきか別の病院へ転職するべきかでとても悩んでいました。

悩む理由はいくつかあったため、このときはとにかく進路について悩んでいて、最終的に占いという非科学的なものにまで頼るレベルで悩んでいました。

病院薬剤師5年目頃のリアルな葛藤についてはこちら

ゆり子
ゆり子

占いさんには今の職場は辞めた方がいいと言われましたが、当たっていたのかどうかは正直わからないです。

考えるだけでなく、薬剤師の働き方についてとにかく調べて、いろんな選択肢があることを理解したのですが決断ができませんでした。

ゆり子
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正社員試験を受けて現職を続けることで、結論を先送りにしよう!

と、現状維持という名のこれからについて考える時間の確保という決断をしました。

今では先延ばしにすることでキャリアや働き方について熟慮することができ、「自分は本当のところどう生きたいのか?」の答えを追い求めることができました。

7年かけてたどり着いたキャリアの選択

新卒で入社した調剤薬局を1年未満で退職してから今の病院で働くことおよそ7年、私はついに退職を決意しました。

今はまだ退職していませんが、自分がやりたいことを見つけてそれに向かって進んでみるというある意味で茨の道を進む決断を下しました。

ゆり子
ゆり子

私が選んだ茨の道、それは通信大学に通い心理学を学びながら、薬剤師以外の道を模索するという道でした。

この茨の道を見つけたのはつい最近です。そして退職予定日まではその道を進むための準備期間に定めました。

失敗してもいい。今の職場に戻ることはできなくても、薬剤師という職業に戻ることはできないわけではないのだから。

学び直しを考え始めた理由についてはこちら

学び直しでなぜ心理学を選んだのかについてかこちら

実際に考えた他の選択肢

精神科病院へ転職する

私が心理学に興味を持っていることも関係しているのですが、病院で認知症サポートチームに参加していることや自分自身がメンタル疾患を抱えていることもあり、精神科領域に興味を持っていました。

今の病院は整形外科がメインのケアミックス病院で、精神科はないため精神科領域にふれるなら精神科病院に転職してみることも考えていました。

最終的に、まずは人の心について学んでみたいと思うようになったため、この選択肢は選びませんでした。

ですが、人生まだまだ先は長いので、もしかしたら通信大学卒業後に目指してみるかもしれません。

もう一度企業薬剤師にチャレンジしてみる

1年目の時に企業薬剤師になろうと製薬会社の学術・DI職にチャレンジしたことがあります。

そのときのチャレンジを、病院で経験を積んだ今もう一度やってみることも考えました。

また、製薬会社の学術・DI職以外にも職種はあるので、学術・DI職以外の職種にチャレンジしてみることもありだと思いました。

情報収集がまだまだ足りていないと感じたのでこの選択肢は選びませんでしたが、企業薬剤師という選択肢は働き方に悩む薬剤師が知っておくべき選択肢だと思います。

派遣薬剤師になって住居付き派遣で全国をめぐる

通信大学に通いながら生活費を稼ぐための派遣を検討していましたが、派遣薬剤師には住居付き派遣という主に過疎地域の薬局が住居を提供するタイプの派遣求人があります。

旅行は好きですが、忙しくてなかなか旅行に行けないこともあり、住居付き派遣で旅行気分を味わいながら全国をめぐることも楽しそうだと思いました。

実は父親が日本全国や海外へ出張に行くことが多く、仕事の合間に観光を楽しんでいる父親の姿を見ていたので、私自身はこの選択肢に抵抗ありません。

通信大学に通っているうちに、住居付き派遣を経験できそうであれば経験してみたいですね。

一旦退職してリフレッシュすることに専念する

自分が選り好みしなければ選択肢はたくさんあります。

なので、小難しいことは考えずに一旦退職してリフレッシュすることに専念することも選択肢の一つです。

私の場合、仕事で長期間の旅行ができなかったので長期間の旅行がしたいと思い、四国のお遍路に行くことを考えていました。

他にも伊勢、熊野、高千穂など行きたい場所はたくさんあるので、どこかのタイミングで実現させたいですね。

キャリアに迷ったときに私がやったこと

  • 情報収集
    • 調剤薬局や病院、ドラッグストアといったテンプレ的な働き方以外
    • 薬剤師資格を活かせる仕事
    • リスキリングや学び直し
    • 求人探し
    • ブログやSNSの閲覧
  • 家計の見直し
    • 毎月の支出を確認
    • 固定費の見直し
    • 貯金額の確認
    • 必要経費の計算
  • 退職後のリフレッシュタイム

まず第一に、情報収集は大事です。

少しでも時間があれば自分の悩みを解決するために情報収集をしていました。

情報収集の一環で、転職サイトを使って求人をみたり、ブログやSNSでいろんな人の体験談を読んでいました。

特に、ブログやSNSなど個人が運営しているものは企業が提供している情報に比べて一般論ではないリアルな情報が得られるので、ブログやSNSは好んで見ていました。

また、どのようなキャリアを選んでも将来に不安がないように家計の見直しを行い、どれくらい貯金があるのか確認しました。

幸い、通信大学や大学院へ進学する費用は確保できていたため、このまま将来お金に困らないようにどう工夫すべきかを考えて積み立てNISAを始めることができました。

しかし、これだけでは気が張り詰めてしんどくなってしまいます。

そこで、退職した後に失業保険をもらいながらどんなリフレッシュをするか考えましょう

私の場合は行きたい場所(四国のお遍路、伊勢、熊野、高千穂)に行くことを考えながら過ごしていました。

一度立ち止まって心身を回復させる時間を作ることも、長い人生では大切だと思います。

全ての経験は無駄ではなかった

新卒で入社した調剤薬局を1年未満で辞めてからも、病院薬剤師としての日々にある程度満足していましたが、私はずっとキャリアについて悩み続けてきました。

早く答えを出せなかった時期も、現状維持という選択をした時間も、今振り返るとすべてが無駄ではなかったと感じています。

今回の退職も、正解かどうかはまだわかりません。

それでも「自分がどう生きたいのか」を考え続けた先に選んだ道であることだけは確かです。

もし今、決断できずに立ち止まっている方がいたとしても、その時間はきっとあなた自身を知るための大切なプロセスなのだと思います。

ゆり子
ゆり子

答えを急がなくてもいい。

迷いながらでも、自分の人生を選び続けていけばいい。私はそう信じています。

▶自分らしい働き方を探している方へ

病院・調剤薬局・企業など、薬剤師にはさまざまな働き方があります。

「今のままでいいのかな」と感じている方へ向けて、働き方の選択肢についてまとめています。

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