こんにちは、ゆり子です。
病院薬剤師として7年間働いてきた私が、今回はちょっとぶっちゃけます。

病院薬剤師って忙しそうだけど、実際どんなことが大変なの?

現場のリアルって聞きたいけど、ちょっと怖い…
病院薬剤師はやりがいのある仕事ですが、実際には人手不足や業務量の多さ、他部署との関係、給料面など、現場で働くからこそ感じる不満も少なくありません。
この記事では、病院薬剤師として働く中で感じたリアルな悩みや現実について、できるだけ率直にまとめました。
これから病院薬剤師を目指す方や、今の働き方に悩んでいる方の参考になれば嬉しいです。
病院薬剤師の不満・きついと感じる理由5選
病院薬剤師として働く中で、「きつい」「辞めたい」と感じたことはありませんか?
病院薬剤師の不満は、人間関係・給与・労働環境・プレッシャーなどに集中しています。
本記事では、実際に働く中で感じたリアルな不満をもとに、きついと感じる理由を5つ紹介します。
1.人員がカツカツ

人員がカツカツすぎるねん!あと5人くらいは必要や!仕事増やすなら人増やせ!
仕事増やすなら人増やせ、この一言に尽きます。
病院での仕事が過酷に感じる一番の理由は、慢性的な人手不足です。
仕事が増えても人は増えない、増やしてくれない…その不条理さが、日々のストレスの元になっています。
病院だけでなく、薬剤師業界含め全ての業界で人手不足は深刻ですが、「仕方ない」で片付けないでほしいと強く思います。
結論として、業務負担を減らすには人員の増加が不可欠です。

人は増やさないのに仕事は増やす。道理に合わんねん!
2.仕事の大変さを上層部が理解してくれない

薬用意するだけちゃうねんぞ!こっちもやることいっぱいあるんや。いっぺん薬剤部で働いてみんか?
薬剤部長や主任薬剤師が増員を何度も訴えても、上層部はなかなか理解してくれません。
せめてパート薬剤師や調剤補助の事務員を1名増やす程度の改善しかなく、大きな変化にはつながっていません。
むしろ、正規職員1名を増やす代わりにパートを減らす改悪もあり、現場の負担は増す一方です。

2027年3月に退職使用と思てるけど、もういっそ今から辞めてもええか?
結論として、上層部の理解不足は現場のモチベーション低下につながります。
私自身は予定通り2027年3月まで踏ん張るつもりですが、早めに改善がないと離職も増える状況です。
3.他部署からの要望が多い

こっちも人員カツカツの状態でできることはやっているし、なるべくなら答えたいけど、無理なもんは無理!
思えばここ数年、他部署(主にドクター)からの要望に応えて、できることはやってきました。
特にドクターからの要望は、達成しても次々と新しいものが出てきます。
病棟からの要望は話し合いで調整できますが、ドクターの要望はごり押しになりがちです。(子どもでもここまでワガママ言わないのに・・・)

そっちも忙しいのはわかるけど、こっちも忙しいねん!人おらんねん。
4.意味のわからない会議に薬剤師が出席する意義がわからない

いろんな部署が関わりあってやってますよ感だけ出しても意味ないねん。こっちも本業が忙しいんじゃ!
必要な会議もありますが、薬剤師が本当に出席する必要があるのか疑問な会議も存在します。
会議には主に薬剤部長や主任薬剤師が参加してくれていますが、端から見ていてとても大変そうです。
また、緊急で会議が開催されることも度々あります。
3ヶ月に1度の薬審(採用薬など薬に関することを決める会議)が毎月開催されていた時期があり、薬審に関わっている方は事前準備も含めてとても大変そうでした。
結論として、無駄な会議が現場業務を圧迫している現状があります。
5.お給料が低い

経営状況キツイんもわかるけど、もうちょっと増やされへんか?そりゃみんな調剤薬局やドラッグストアに流れるわ!
これだけいろいろ大変でもお給料という名の救済措置があればいいですが、皆さんご存じの通り病院薬剤師の給料は調剤薬局やドラッグストアと比べて低い傾向があります。
忙しさに見合った報酬がないことが、人材確保の難しさにも直結し、一時期定員マイナス1状態でずっと過ごしていました。
最近はご縁があって新卒の子が入職してくれたこともあり、定員に達している状態で働くことができてありがたいです。

金が全てちゃうけど、熱意だけで解決できるもんでもないねん!
結論として、給与の改善は業務負担軽減や人材確保に不可欠です。
不満を感じたときの対処法5選
職場への不満を感じたときに、

どこに行っても同じではないか?

自分の考えが甘くて我慢が足りないのでは?
と不満を抱えている自分を否定しがちになりませんか?
特に薬剤師など医療従事者は真面目で責任感が強い人が多いので、「こんなに不満ばかり感じていて、自分はこの職業に向いていないのでは?」と思うこともあるでしょう。
しかし、人間関係・業務量・教育体制・価値観のズレなど、職場不満の原因は複数あり、「自分自身がその職業に向いていない」と即断できるものではありません。
「不満を持つこと=自身の甘え」ではありません。
そのことを念頭に置いた上で、職場に対して不満を感じたときの対処法についてお伝えします。
① 不満の原因を書き出す
まずは自分の感情を整理しましょう。
「なんとなくしんどい」ではなく、何が原因かを言語化することが重要です。
私の場合、職場に対する不満を書き出す目的もあってこの記事を書いています。

特に不満なのは「人員がカツカツで業務量が多い上に、他部署や上層部の理解を得られず、他部署からの要望にノーといえないこと」です。
不満を書き出したら、その後に自分の抱えている不満が一体どうしたら解消されるのかを考えて、解消できるための実行に移していく必要があります。
② 環境を変えられるか検討する
すぐに辞めるのではなく、職場での環境を改善できるかを考えます。
- 配置転換の相談
- 業務分担の見直し
- 上司への相談
小さな変化で改善するケースもあります。
系列病院への異動や部署内の業務配置を見直すだけでも環境は変わります。
まずは上司や話しやすい先輩へ相談してみることはどうですか?
それでも改善しない場合でも、他にも3つ手立てはありますよ。
③ 副業やスキル習得を始める
今の仕事以外の逃げ道を作ることで精神的に楽になります。
- 医療知識に限らず自分の興味のあることを勉強
- 資格取得を目指す(薬剤師関連資格問わず)
- 副業(単発派遣、ライター、ブログ運営など)を始めてみる
「ここしかない」という状態を抜け出すことが大切です。
また、副業を通じて自分のやりたい事が改めて見つかる場合や考え方が大きく変わる可能性もあります。

副業する場合、就業規則はあらかじめ確認しましょう。
また、資産形成をしてFIREやセミリタイアを目指すなんていう選択肢もありますね。
薬剤師ならパートでも時給は高いので、パートでゆるく働くセミリタイアの生き方は向いていると思います。
④ 転職を視野に入れる
転職や退職を考えたときにまず以下の4点を確認してみてください。
- 職場固有の問題なのか
- 異動・転職で改善余地があるのか
- 一時的な疲労なのか
- 睡眠や体調が崩れていないか
職場固有の問題が大きく、異動や転勤をしないと職場環境の改善が難しい場合、転職して環境を変える選択をした方がいいでしょう。
職場環境が合わないことよるストレスで心身に不調が出ている場合、悪化して正常な判断や行動する気力がなくなってしまう前に転職を検討することをオススメします。
薬剤師は資格職のため、比較的転職しやすい職種です。無理に我慢し続ける必要はありません。
調剤薬局、病院、ドラッグストア、企業・・・業種を変えると働き方は大きく変わりますし、業種を変えずとも職場を変えるだけでも雰囲気は大きく変わります。
→薬剤師1年目で辞めたいけど3年続けるべきかについてはこちら

転職活動に踏み込めない場合、転職エージェントに登録して無料相談を受けるだけでも自分の中で新たな発見がありますよ。
⑤ 休むという選択を持つ
合わない環境にいることで心身の不調が出ているのか、自分の体の不調はあくまで一時的な疲労なのかを見極めた上で今後のことについて考えましょう。
体や心からのサイン”に気づいたときに考えたいことや、無理を続けないための視点について別の記事でまとめています。
心身が限界に近い場合は、まず休むことが最優先です。
食欲低下、眠れない、出勤前の強い動悸などが続く場合は、無理を続けすぎないことも大切です。
無理を続けると、回復に時間がかかります。
「休む=逃げ」ではなく、立て直しのための行動です。
休むといっても有給を使うだけではなく、休職という方法もあります。
休職する際は医師の診断書が必要となりますが、自分の心身を整えることができるメリットがあります。

私も休職の経験があります。
そのまま元の職場に復帰ではなく退職しましたが、休職をしたこともあって早めに立て直しをはかったので比較的早く社会復帰ができました。
不満を吐き出した最後に

不満を吐き出せてスッキリできました、関西人のゆり子です。
代理でねこさんに激怒してもらい満足です。
不満ゼロの職場はこの世に存在しないと思っていますが、現場の声を反映した改善は必要です。
基本的に病院は経営が厳しいところが多いので薬剤師に人件費をさきたくないと考えてるところが多く、少ない人数で多くの業務を回そうとする傾向があります。
ですがが、長期的には現場負担の軽減が不可欠です。

思い返せば、実習先の病院もこんな感じだったな~
私の職場も、昔は残業がほとんどなかったのに今では業務が増えてしまい残業しないといけない状況なので本当に改善して欲しいです。

仕事増やすなら人増やせ!金はこのままでもええから。
薬剤師の職場不満は、個人の問題ではなく、業界全体の課題でもあります。
実際に、海外の調査では、職場環境・キャリアの将来性・スキルの活用不足 などが、離職や不満の主な原因として挙げられています。
また、別の研究でも「業務量・職場環境・報酬」が満足度に大きく影響することが示されています。
さらに、近年は診療報酬や調剤報酬の改訂などにより薬剤師の働き方そのものにも変化が起きています。
- 業務の増加
- 効率重視の現場
- プレッシャーの増大
これらにより、「やりがいより負担が上回る」と感じる人も増えています。
つまり、今あなたが感じている不満は、決して特別なものではありません。
時には私のように不満を思いっきりぶちまけて、一度心をスッキリさせてみましょう。
不満を解消するためにどうするかは、不満をぶちまけてからでも遅くありません。
まずは「今の不満の原因を書き出す」ことから始めてみてください。
それだけでも、次に取るべき行動が見えてきます。
今回の記事が、現場で働く方や転職を考える方にとって少しでも参考や共感につながれば嬉しいです。
また、病院や薬局を経営されている方や管理職の方には、現場改善のきっかけとして読んでもらえるとさらに嬉しいです。
▶病院薬剤師のメリット・デメリットを詳しく知りたい方へ
病院薬剤師として働く中で、病院薬剤師ならではのやりがいや大変さを感じる場面も多くあり、病院薬剤師のメリット・デメリットについてまとめました。
→病院薬剤師として7年働いて感じたメリット・デメリットについてはこちら
▶病院薬剤師のイメージに悩んでいる方へ
「病院薬剤師は大変そう」というイメージに、プレッシャーを感じたこともありました。
実際に働く中で感じた“病院薬剤師のイメージと現実”についてはこちらにまとめています。
→ 病院薬剤師への偏見と実際に働いて感じたリアルな話についてはこちら
▶病院薬剤師に向いているか知りたい方へ
病院薬剤師として働いてみて、「向いている人・合いやすい人」は確かにあると感じました。
実際に働いた経験をもとに、病院薬剤師に向いている人の特徴についてまとめています。
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調剤薬局を辞め、病院薬剤師として働いて感じたことを実体験ベースでまとめています。
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