こんにちは、ゆり子です。
薬剤師として働き始めたものの、このようなことを思ったことはありませんか?

このまま調剤薬局で働き続けていいのだろうか?

現場以外の働き方はないのだろうか?
私自身、薬剤師1年目の頃に調剤薬局を退職し、企業薬剤師という選択肢に惹かれて、学術・DI職の採用試験に挑戦した経験があります。
その挑戦は残念ながら不採用に終わりました。
結論から言うと、企業薬剤師(特にDI職)は未経験からでも挑戦は可能ですが、実務経験が求められるケースが多く難易度は高めです。

それでもこの経験を通して、私は「薬剤師のキャリアは、現場で働き続ける以外にも選択肢がある」ということを知ることができました。
この記事では、薬剤師1年目だった私が
- なぜ企業薬剤師を目指したのか
- 学術・DI職とはどんな仕事なのか
- 実際に転職エージェントを使って感じたこと
を、体験談ベースで正直にお話しします。
- 未経験から企業薬剤師を目指したい人
- 学術・DI職に興味がある人
- 将来の選択肢を知りたい人
- 今すぐ転職は考えていないが視野を広げたい人
はぜひ参考にしてください。
※本記事は、私が薬剤師1年目(約6〜7年前)に実際に経験した転職活動をもとに記載しています。
なぜ企業薬剤師を目指したのか
調剤薬局を辞めた理由
薬局実習でお世話になった調剤薬局に入社し、薬剤師としての人生を歩み始めたのも束の間ー
とにかく忙しい薬局内で早く独り立ちしなければいけない現実と、その現実について行けず、職場の役に立たない自分自身にすっかり自信をなくしていました。

自分は薬剤師に向いていないのかも知れない・・・
現場から少し距離を置きたかった
ミスを叱責され、業務を早く回すために常にタイマーで時間を管理され、指摘されるうちが花と思い込みながらも、自信は完全になくなって次第に心を病んでいきました。
新人とはいえ薬剤師であることの自信は完全に底をつき、ついには薬剤師を辞めることを視野に退職を決意しました。

もう薬剤師やりたくない・・・少なくとも調剤薬局からは距離を置きたい・・・
できることなら薬剤師資格を生かしたい
全くの未経験から新しい職種へいくことはハードルが高いです。
社会人1年目でまだまだやり直しがきくとはいえ、せっかく苦労してとった薬剤師国家資格は何かしらの形で生かしたい。

薬剤師をやりたくないけど薬剤師資格を生かしたい。そんな私が興味を持ったのは製薬会社の学術・DI職でした。
製薬会社の学術・DI職とは何か
製薬会社の学術・DI職とは医薬品に関する専門的な情報を収集し、医師や薬剤師が求める必要な情報を伝える仕事です。
薬剤師として働いた経験があるなら一度は製薬会社の学術・DIセンターに電話問い合わせをしたことがあると思います。
そのときに電話に出て私たちが必要とする情報を回答する方が学術・DI職の方です。
また、MRの方の営業活動を情報面でサポートすることも学術・DI職の仕事の一つです。

医療現場にいなくても医療を支える大切な職業です。
学術・DI職を受託している企業も存在し、私が受けた会社も製薬会社から学術・DI職を受託している企業でした。
企業薬剤師(DI職)に向いている人の特徴は以下の通りです。
- 医薬品の知識を深く学びたい人
- デスクワークが苦ではない人
- 電話での受け答えに苦手意識を持っていない人
- 論理的に説明するのが得意な人
一方で、患者さんと直接関わる仕事がしたい人や電話での受け答えにストレスを感じる人には向いていない可能性があります。
なぜ学術・DI職に惹かれたか
大きな理由として、学生時代に論文を探し出すことを教授から褒められた経験があり、たくさんの情報の中から必要な情報や役立つ情報を見つけることが私のいいところであると思っていたからです。
学術・DI職ではデータベースにあるたくさんの情報の中から、問い合わせ内容に応じた必要な情報を提供することが求められます。
そのため、学生時代に評価された私の強みがこの業種で生きるのではないか?と思ったことがきっかけです。

教授に言われた「よくこの論文見つけてきたな!」という言葉が、自信をなくしていた私の心の中で励みになり、学術・DI職にチャレンジしてみたいと思いました。
また、調剤薬局で働いているとき、新人なのでとにかく電話を取りまくっていました。
門前の医療機関が電話で疑義照会の対応をしていたこともあり、このときの私は電話をとる・かける習慣が身についていました。
聞き間違いも多いですし、受け答えもしっかりしているわけではありませんでしたが、電話に対する苦手意識はなかったです。

むしろ、新人だから積極的に電話を取るという当時の私の姿勢が、なぜか職場の人には電話をとるのが好きだと思われていました。
過去に教授から褒められた経験と新人しての努力していたことが薬剤師経験の少ない自分でも活かせる可能性が高いのでは?と思い、学術・DI職の企業を目指そうと決めました。
学術・DI職への転職で実際に使った転職エージェント
もちろん私は自力で求人を探して採用試験を受けたわけではありません。
当時登録していたリクナビ薬剤師の担当者に薬剤師以外の選択肢を考えているとお伝えしたところに学術・DI職の求人を紹介してもらったことが始まりでした。
リクナビ薬剤師に登録したきっかけは実は、薬剤師以外の仕事を探すためにリクナビ薬剤師ではなくリクナビNEXTに登録したからです。
リクナビNEXTを登録した流れでリクナビ薬剤師にも登録しただけで、最初からリクナビ薬剤師を使うつもりで登録したわけではありませんでした。
ですが、リクナビ薬剤師から電話があり、転職に関する自分の気持ちを打ち明け、私の希望に応じて学術・DI職の会社を2社紹介され、採用試験の対策をしてもらいました。

新人薬剤師のわがままに対してとても丁寧に接してくださいました。
学術・DI職の採用試験の内容
リクナビ薬剤師の担当者とも履歴書のアドバイスや職務経歴書の添削、面接対策まで至れり尽くせりで採用試験に挑みました。
面接は担当者との対策もあり、特に失敗したわけではありませんでしたし、企業側からも特に厳しい質問を投げかけられたこともなく、採用試験の面接は滞りなく終わりました。
6~7年くらい前の出来事なので、面接の時に聞かれたことの詳細は覚えていませんが、特筆すべき点はなかったと記憶しています。

自分なりにやりきったぞ!という感覚で、いい結果であればいいけれど、落ちたとしても悔いはないといった気持ちでした。
採用試験は面接以外にも内田クレペリン検査という個人の能力や性格、行動の特徴などを測るため、ただひたすらに一桁の足し算をし続けるという心理検査もしました。

企業ってこういう試験もするんだ~と楽しく受けました。企業に転職しようとしなければできなかった経験ですね。
結論:薬剤師1年目では学術・DI職は難易度が高いと感じた理由
私が当時応募したのは、製薬会社の学術・DI業務を受託している企業で、リクナビ薬剤師から紹介された2社の採用試験を受けました。
しかし結果は、2社とも不採用でした。
理由としては、新卒1年目で実務経験が乏しかったことが大きかったと感じています。
実は学術・DI職という職種は、新卒より現場経験豊富な方を採用する傾向があります。
実際に話を聞いた中でも、DI職は中途採用が中心で、一定の実務経験を求められる傾向があるとのことでした。
私も薬剤師1年目という不利な状況もあり、残念ながら採用試験を受けた2社とも不採用という結果で私の企業薬剤師へのチャレンジは終了しました。

残念な結果でもチャレンジできてよかったと前向きな気持ちでした。
未経験から学術・DI職を目指す場合の現実的なルート
未経験から学術・DI職を目指す場合、以下のようなルートが現実的です。
- 調剤薬局や病院で数年経験を積む
- 医薬品知識や臨床経験を身につける
- 転職エージェントを活用して情報収集する
特に、実務経験を積んでから再挑戦することで、選考通過の可能性は高まると考えられます。

私の場合薬剤師1年目ということもあったので不採用という結果でした。
もし今受けるとしたら結果は違うかもしれません。
私のように薬剤師1年目でない方で、学術・DI職を目指したい方は転職エージェントを利用して挑戦することをオススメします。
実際何年くらいの薬剤師経験があるべきなのか私ではわからないので、転職エージェントの担当者に相談して自分は今挑戦すべきかどうかを判断してください。
転職エージェントを使ってよかった理由
最終的にリクナビ薬剤師を使ってケアミックス病院に転職したわけではなく、卒業した大学のキャリアセンターからケアミックス病院を紹介してもらい、無事採用となったことで薬剤師1年目の転職活動は終わりを迎えました。

リクナビ薬剤師で調剤薬局から病院への転職に成功したわけではありませんでしたが、リクナビ薬剤師を利用しなければ薬剤師以外の選択肢にチャレンジすることもありませんでした。
リクナビ薬剤師を利用しなければ企業薬剤師という薬剤師以外の選択肢があることや、企業薬剤師も経験しだいでは可能性もゼロではないと実感し、いい学びになったと思います。
結果的に転職先は別ルートで決まりましたが、「薬剤師としての選択肢を広げたい」「現場以外の可能性も知りたい」と考えている方にとって、転職エージェントを使う価値は十分にあります。
学術・DI職以外の企業薬剤師の選択肢
企業薬剤師と一言でいっても、私が受けた学術・DI職以外にもいくつかの職種があります。
- 開発・研究職
- 品質管理
- 医薬品倉庫などの管理薬剤師
- MR
- CRA、CRC、CROといった治験関係
個人的には1年目の転職活動で学術・DI職という職種を知ったこと、採用試験を受けてみたことで薬剤師としての将来選択に視野を広く持つことができました。

電話が苦手でなければ、薬剤師としての知識と経験を生かすことができる点を考慮すると個人的に薬剤師以外の選択肢として学術・DI職はオススメしたい職業ですし、他の企業薬剤師の職種も興味があればチャレンジする価値はあると思います。
企業薬剤師(DI職)は求人自体が少なく、一般の求人サイトでは見つけにくいのが現実です。
企業薬剤師を検討されている方は転職エージェントの利用をオススメします。
私自身も転職エージェントを利用したことで、初めて企業薬剤師の求人に出会うことができました。
そのため、企業薬剤師を目指す場合、まずは転職エージェントで求人の実態を知ることが重要です。
未経験でも企業薬剤師の道自体は不可能ではありません。
また、今すぐ転職したい!と思っていなくても、視野を広げるために転職エージェントを利用してみるというのはどうでしょうか?

無料で利用できるのならとりあえず利用するというのも戦略のうちですよ。
私は企業薬剤師になることもなければ、転職エージェントで転職を成功させたわけではありません。
ですが、薬剤師1年目の挑戦は大きな学びとなって今も薬剤師以外の道の可能性を信じることができています。
このブログ記事をご覧いただきありがとうございます。私の経験が誰かの役に立てれば幸いです。







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