こんにちは、ゆり子です。

資格を取りたいけど、何から始めればいいかわからない…
そんな薬剤師の方にまずおすすめしたいのが、公認スポーツファーマシストです。
この資格は
- 自宅で完結(eラーニング)
- 実質の学習時間は10時間前後
- 最短1年で取得可能
と、忙しい薬剤師でも無理なくチャレンジできます。
私自身も「まずは取りやすい資格を1つ」という軽い動機で受講し、2025年4月に認定を取得しました。
実際に受講してみると、スキマ時間で進められるうえに、薬剤師としての視野が広がる有益な資格だと感じました。
本記事では
- 申し込みから認定までの流れ
- 実際にかかった時間・費用
- 試験の難易度や注意点
を、実体験ベースで詳しく解説します。
「まず1つ資格を取りたい」と考えている方は、ぜひ参考にしてください。
結論|公認スポーツファーマシストはこんな人におすすめ
- 資格取得の最初の一歩を踏み出したい人
- 忙しくて勉強時間が取れない人
- 在宅で完結する資格を探している人
- スポーツが好きで興味がある人
- 整形外科のある病院や門前薬局で働いていてスポーツしている患者さんと接する機会がある人
時間や場所の制約なく取得を目指せるため、「最初の1資格」として非常にハードルが低い資格です。
他にも、スポーツが好きで興味がある人や、整形外科のある病院や門前薬局で働いていてスポーツしている患者さんと接する機会がある人は取得すれば日常業務でも役立つ場面が多い資格です。

薬剤師としてアンチ・ドーピングの知識を持っている安心感を得ることができました。
デメリット・注意点は以下の3つです。
- 資格単体での転職価値は高くない
- 継続的な更新(年1回)や4年に1度の再受講の必要あり
- 受講料+認定料で約3万円の費用がかかる
公認スポーツファーマシストとは
スポーツにおけるアンチ・ドーピング及びスポーツ薬理学、スポーツ医学、スポーツ科学に関する知識を有する薬剤師
※出典:日本アンチ・ドーピング機構「公認スポーツファーマシストとは」
資格認定要件は所定のカリキュラムに基づく基礎講習(e-ラーニング)及び実務講習(e-ラーニング)を受講した上で、知識到達度確認試験に合格することで、資格認定期間は4年間です。
公認スポーツファーマシストは資格維持のために毎年実務講習を受講する必要があります。
また、認定期間中の4年目にあたる年に、基礎講習及び実務講習を受講した上で、知識到達度確認試験に合格すると資格更新となります。
詳細はスポーツファーマシストの公式サイトから「公認スポーツファーマシスト認定制度概要」を確認してください。
公認スポーツファーマシストの資格取得に必要なもの
- 薬剤師国家資格
- パソコン用メールアドレス(GmailでOK)
- PCもしくはスマホ
- 受講料(7,700円)と認定料(22,000円)
これだけあればあとは講習と試験をクリアするだけで取得できます。
症例が必要だったり、勉強会の単位が必要だったり、実地研修が必要な資格ではないので比較的容易に取得を目指すことができます。
認定までの流れとスケジュール
詳細なスケジュールは毎年異なりますが、大まかな時期は以下の通りです。
6~7月頃:受講申込開始&受講料支払い
9~10月頃:基礎講習受講期間(e-ラーニング)
1~2月頃:実務講習受講期間(e-ラーニング)&知識到達度確認試験&認定申請
4月1日:認定
詳しくはスポーツファーマシストの公式サイトから「認定までの流れとスケジュール」を確認してください。
そして、受講を考えている方は、スポーツファーマシストの公式サイトから「受講者募集のご案内」を4~6月頃にチェックして、その年度の予定される受講期間や申込期間を確認しましょう。
私は2024年度に受講し、2025年4月に認定となりました。
年度によってスケジュールには若干差異がありますが、メールの履歴などから当時私が受講したときのスケジュールは以下の通りです。
2024年4月:申し込み
2024年4月末~5月中旬:受講料(7,700円)の振り込み
2024年5月末:受講番号およびパスワードの通知
2024年7月下旬:テキスト等の資料の到着
2024年8月:基礎講習(e-ラーニング)
2025年1月:実務講習(e-ラーニング)&知識到達度確認試験&資格認定申請
2025年2月:認定料(22,000円)の振り込み
2025年4月:認定
認定までに1年かかるとはいえ、基礎講習と実務講習と知識到達度確認試験さえクリアできれば実質必要な時間はそう多くありません。
また、基礎講習と実務講習はe-ラーニングで受講可能で、知識到達度確認試験もe-ラーニングサイト上での試験なので、ネット環境とPCもしくはスマホがあれば完結できます。
各講習の詳細についてまとめてみたのでこれから公認スポーツファーマシストを取得しようと考えている人はぜひ参考にしてください。
基礎講習
【受講期間】2024年8月2日(金)12:00 ~ 2024年8月22日(木)17:00
【所要時間】約6時間
【内容】アンチ・ドーピング規則に関する内容、スポーツ薬理学、スポーツ医学、スポーツ科学の基礎
期間はおよそ3週間くらいです。
この基礎講習受講期間内に基礎講習の講習内容を全て修了する必要があります。
講習はテーマにわかれた動画とチェックテストで構成されており、アンケートまで回答することで修了となります。
※修了していない場合、基礎講習は「未受講」となり、この年度の受講権利が喪失してしまうので注意してください。
e-ラーニングサイト内での学習ページにおいて、すべての教材の学習状況が「受講済」「合格」「回答済」のいずれかになっていることを受講期間内に必ず確認するようにしましょう。
そして、修了後はマイページ>講習>講習会受講履歴の備考欄が「受講済」になっていることを確認してください。(受講完了の時間帯によっては「受講済」と反映されるまでに1~2日ほどかかる場合があります)
これで基礎講習は終了です。
実際の画面などは撮影していないため提供できませんが、当時のメールが残っていたので注意事項などをまとめました。
ちなみに、e-ラーニングサイト内に資料があってダウンロードできますが、保存可能期間は受講期間のみとなるので注意が必要です。

e-ラーニング自体はPCでもスマホでも閲覧することができるので、スキマ時間でコツコツ進めることも、休日にまとめて受講することも可能です。
実務講習
【受講期間】2025年1月16日(木)12:00 ~ 2025年1月29日(水)17:00
【所要時間】3時間程度
【内容】アンチ・ドーピング規則や禁止表の変更点、世界のアンチ・ドーピング状況、スポーツ薬理学、スポーツ医学、スポーツ科学分野のトピックス等
こちらは2週間くらいの期間しかありませんが、実務講習と知識到達度確認試験と資格認定申請の3つがセットになっています。
実務講習の主な内容は最新の禁止表国際基準の注意点や治療使用特例に関する注意点など、毎年更新される内容をメインにした内容なので基礎講習ほどの時間はかかりません。
この後の知識到達度確認試験の方が時間を費やすので注意が必要です。
実務講習を受けた後はそのまま期間内に知識到達度確認試験を受け、資格認定申請をしましょう。
知識到達度確認試験
受講期間は実務講習と同じ期間にe-ラーニングサイト上で受けます。
この知識到達度確認試験は全問正解にならないと「受講済」にならないので、何度もトライする必要があります。

私の場合5回くらいは受け直したので時間に余裕を持って受けた方がいいですね。
実務講習と知識到達度確認試験を「受講済」にしないと資格認定申請ができないのでこの試験がある種の鬼門です。
もちろん、試験はいつでも何度でも受け直すことができるので安心してください。

私も間違えたところを見直ししたらすぐにトライしてその日中には知識到達度確認試験をクリアしました。
基礎講習の時と同様に、e-ラーニングサイト内での学習ページにおいて、すべての教材の学習状況が「受講済」「回答済」のいずれかになっていることを受講期間内に必ず確認するようにしましょう。
また、進捗率が「100%、満点」に達し、学習状況のステータスが「完了」と表示されているかを必ず確認しましょう。
認定申請
実務講習、知識到達度確認試験を全て受講し終えたら速やかに認定申請を行ってください。
認定申請は実務講習と知識到達度確認試験の実施期間と同じです。
実務講習と知識到達度確認試験のe-ラーニング修了後、資格認定申請画面へのログイン(見る)ボタンが提示されるようになります。
※内容を確認して必要事項を入力、【入力確定】の後必ず【認定申請】ボタンをクリックしてください。【認定申請】ボタンをクリックしないと申請は完了しません。
※コンテンツの仕様によって、一度資格認定申請(見る)ボタンをクリックすると、申請が完了していない場合でも学習状況が完了と表示されてしまうようです。
必ずご自身のマイページ>講習>受講履歴にて、実務講習の備考欄が「受講済」となっていること、受講履歴の下にある”認定申請状況”の申込日に日付が表示されていることをご確認ください。
認定申請まで完了したあとは、受講期間終了後に認定料(22,000円)の支払いを入金期間内に済ませる必要があるので忘れずに振り込みをしましょう。
認定
基礎講習、実務講習、知識到達度確認試験をクリアして認定申請を行って認定されたら
- 認定ステッカー
- 禁止表国際基準(毎年更新)
- 認定証
- ネックストラップ
- ピンバッジ
が郵送されます。

画像は私が所有しているものです。※ピンバッチはなくしました・・・
これで晴れて公認スポーツファーマシストに認定されました。

実際に届いたときはちょっと嬉しかったです。
資格維持要件について
一度公認スポーツファーマシストを取得したらそのまま永遠に取得できるというわけではありません。
資格維持要件として資格維持のために毎年実務講習を受講する必要があります。
とはいえ、毎年新しく発表される禁止表国際基準の変更点の確認が主な内容となるので、所要時間は2~3時間くらいです。
空き時間にスマホで見る、休日にまとめて見るなどしていたらすぐに終わります。
とはいえ、受講時と同様に受講期間が限られているので注意してください。
資格更新について
資格維持要件に加えて、公認スポーツファーマシストの資格認定期間は4年間のため、認定期間中の4年目にあたる年に、基礎講習及び実務講習を受講した上で、知識到達度確認試験に合格する必要があります。
私はまだ資格更新の段階まで進んでいませんが、資格取得時と同じような流れで受講すれば問題ないと思います。
ぶっちゃけ難易度は?(体験談)
- 取得までの最短年数:1年
- 試験:満点必要だが繰り返しで対応可能
- 取得までの費用:29,700円
- 体感難易度:★☆☆☆☆(かなり易しい)
→講義をしっかり視聴すれば1年でほぼ確実に合格可能なレベル
これからの公認スポーツファーマシストの需要
毎年公認スポーツファーマシストの認定を受ける薬剤師は増えています。
テレビやネットニュースを見れば毎日スポーツ選手の活躍を知ることができ、その勇姿に感動して間接的に勇気を得ることができるのがスポーツの魅力のひとつでもあります。
プロスポーツ選手に限らず、アマチュアや趣味でスポーツをされる方も増えています。
健康志向やスポーツ人口の増加などを考えると、公認スポーツファーマシストの知識が役立つ場面は今後も一定数あると考えています。
私自身スポーツをすることも観ることも趣味ではありませんが、勤め先に整形外科があることもあり、取得したことでアンチ・ドーピングについて正しい知識を身につけることができました。
薬物の適正使用の点から見ても公認スポーツファーマシストの資格取得を目指して受講することで知識や意識が変わっていったので、軽い気持ちでもいいから取得を目指すことに意味はあります。

私自身、資格取得をきっかけに「新しい分野を学ぶ面白さ」を実感できました。
スポーツに興味がある、仕事で利用する可能性があるといった理由にかかわらずとも、自分自身のために取得を目指してみることはどうでしょうか?
「まずは1つ資格を取ってみたい」と考えている方は、ぜひ公認スポーツファーマシストからチャレンジしてみてください。
このブログが今後のキャリアについて考えるものになれば幸いです。
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→単純な動機でもまず一歩踏み出すことの大切さについてはこちら
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