こんにちは、ゆり子です。

病院薬剤師になったけど、何を勉強すればいいのかわからない…

日々の業務で手一杯で、スキルアップの方向性が見えない
そんな悩みを感じていませんか?
私自身も同じように悩んでいた時期があり、そのときに目標になったのが「日病薬病院薬学認定薬剤師」でした。
この資格は、
- 病院薬剤師として必要な基礎を体系的に学べる
- 将来、専門薬剤師を目指すための土台になる
という特徴があり、特にキャリア初期の方におすすめです。
日病薬病院薬学認定薬剤師は、単位取得に3年間とその後に試験が必要ですが、最短でも4年目には取得できる資格です。
この記事では、
- 認定要件(単位・試験)
- 取得までの流れ
- 実際に目指して感じたメリット
を、実体験ベースでわかりやすく解説します。
「何から勉強すればいいか迷っている方」は、まずこの記事を読めば方向性が見えるはずです。
※本記事は実際の単位取得経験と、2026年度の公式情報をもとに整理した解説記事です。
日病薬病院薬学認定薬剤師とは
日病薬病院薬学認定薬剤師とは、病院薬剤師として必要な知識・技能を体系的に身につけるための認定制度です。
簡単に言うと、「病院薬剤師としての基礎力を証明する資格」です。
制度の目的としては、
- 医療の高度化への対応
- チーム医療への貢献
- 医療安全の確保
などが挙げられています。
※詳細は日本病院薬剤師会の規程より引用
日病薬病院薬学認定薬剤師の認定要件について
※制度は変更される可能性があるため、最新情報は公式サイトをご確認ください。

※出典 別添5 日病薬病院薬学認定薬剤師の認定要件及び更新要件
日病薬病院薬学認定薬剤師を取得するためには、以下の3つの条件を満たす必要があります。
- 日本病院薬剤師会の会員であること
- 3年間で必要単位を取得すること
- 認定試験に合格すること
単位は年度単位で管理されるため、3年度分の単位が確定した後に認定申請を行い、その後試験受けることができます。
それぞれ詳しく解説していきます。
①日本病院薬剤師会の会員であること
日病薬病院薬学認定薬剤師を目指すためには、日本病院薬剤師会の会員になる必要があります。
病院薬剤師として勤務している場合は加入しているケースも多いですが、未加入の場合は各都道府県病院薬剤師会を通じて入会手続きを行います。
なお、日本病院薬剤師会の年会費は8,000円ですが、都道府県ごとの会費が加算されるため、実際の負担額はそれ以上になることが一般的です。
この会員条件を満たさないと、そもそも認定申請ができない点に注意しましょう。

私の場合、職場から日病薬賠償責任保険制度に加入するために日本病院薬剤師会に加入しました。
②必要単位の取得
認定には、過去3年度を通算して50単位以上の取得が必要です。
さらに、以下①〜③すべての条件を満たす必要があります。
※単位は年度単位で管理されるため、3年度分の単位が確定した後に認定申請を行います。
1)カリキュラムに基づく単位取得
日病薬病院薬学認定薬剤師制度研修カリキュラムのうち、下記の項目の単位数を取得していること
- Ⅰ-1~3の各項目の中から1項目以上履修し、合計2単位以上取得すること
- Ⅱ-1~6の各項目の中から2項目以上履修し、合計4単位以上取得すること
- Ⅲ-1~2の各項目を履修し、合計4単位以上取得すること
- Ⅳ-1~2の各項目を履修し、合計4単位以上取得すること
- Ⅴ-1~3の各項目を履修し、合計6単位以上取得すること

研修項目については、具体的な研修項目(規程細則別添1関連資料)より引用したこちらの画像を参考にしてください。
特定分野に偏らず、幅広く学ぶことが求められます。
単位取得の方法は研修会や学会に参加したり、日本病院薬剤師会が提供するeラーニングで単位を集めることができます。
日病薬病院薬学認定薬剤師の目指すための単位の集め方については別の記事にまとめましたのでそちらをご覧ください。
2)他研修制度の単位について
薬剤師認定制度認証機構から認証を受けた他の生涯研修プロバイダーから付与された単位は有効となります。
ただし、日病薬病院薬学認定薬剤師制度研修カリキュラムに沿った内容の研修会であり、かつ通算50単位のうち10単位以下であることが求められます。
他制度の単位も利用可能ですが、上限がある点に注意が必要です。
日本病院薬剤師会の研修制度以外に単位取得の対象となるものについて箇条書きでまとめましたが、詳しくは公益社団法人薬剤師認定制度認証機構のサイトから生涯研修プロバイダーのページをご確認ください。
- 日本薬剤師研修センター(研修認定薬剤師制度、漢方薬・生薬認定薬剤師制度、小児薬物療法認定薬剤師制度などの制度)
- 日本薬剤師会(JPALS 認定薬剤師制度)
- 各大学の研修制度
3)年度ごとの単位取得条件
「毎年度(4月1日から翌年3月31日まで)10単位以上取得していること」が必要になります。
まとめて取得するのではなく、毎年コツコツ継続することが求められます。
③日病薬病院薬学認定薬剤師認定試験に合格すること
令和8年度(2026年度)日病薬病院薬学認定薬剤師認定申請の受付期間及び認定試験日程の公表情報によると、事前登録期間(認定申請の意思確認)が3月、認定申請期間が3月から5月上旬となっています。
- 試験形式:WEB試験(選択式)
- 受験期間:原則3日間
- 認定審査料:2,200円
- 合否基準:受験者の成績上位10%の平均点の70%
合格率は約90%といわれており、しっかり学習していれば十分に合格可能な難易度です。
出題基準も毎年公開されます。令和8年度(2026年度)日病薬病院薬学認定薬剤師認定試験 出題基準
試験を受験するためには、事前の認定申請や審査料の支払いが必要となるため、最新情報は日本病院薬剤師会の公式サイトから病院薬学認定薬剤師のページ確認しましょう。
認定要件は理解できても、「実際どれくらいの期間がかかるのか?」が気になる方も多いと思います。
そこで、取得までの流れをタイムラインでまとめました。

更新について
日病薬病院薬学認定薬剤師は6年ごとの更新制となります。
更新する際は新規認定と同様に日本病院薬剤師会の会員であること&必要単位を集める&試験に合格するといったプロセスが必要となります。
試験の条件は新規認定の時と同じになるので、ここでは説明を省きます。
更新に必要な単位が新規認定と異なるので記載しておきます。
更新に必要な単位
過去6年度を通算して60単位以上を取得し、かつ下記①~③のすべてを満たすこと
- 日病薬病院薬学認定薬剤師制度研修カリキュラムのうち、下記の項目の単位数を取得していること
- Ⅰ-1~3の各項目の中から1項目以上履修し、合計0.5単位以上取得すること
- Ⅱ-1~6の各項目の中から2項目以上履修し、合計1単位以上取得すること
- Ⅲ-1~2の各項目を履修し、合計1単位以上取得すること
- Ⅳ-1~2の各項目を履修し、合計1単位以上取得すること
- Ⅴ-1~3の各項目を履修し、合計1.5単位以上取得すること
- 薬剤師認定制度認証機構から認証を受けた他の生涯研修プロバイダーから付与された単位は有効とする。ただし、日病薬病院薬学認定薬剤師制度研修カリキュラムに沿った内容の研修会あり、かつ通算60単位のうち12単位以下であること
- 毎年度(4月1日から翌年3月31日まで)5単位以上取得していること
※出典 別添5 日病薬病院薬学認定薬剤師の認定要件及び更新要件
日病薬病院薬学認定薬剤師を取得するメリット
スキルアップに繋がる
この資格の最大のメリットは、「何を勉強すればいいか迷わなくなること」です。
病院薬剤師は配属や施設によって経験が偏りがちですが、この制度では幅広い分野を学ぶ必要があるため、知識の抜け漏れを防ぐことができます。
結果として、
- 処方監査の質向上
- 医師への提案力アップ
- ガイドライン理解の強化
など、日常業務に直結するスキルが身につきます。
日本病院薬剤師会の専門領域に関する認定薬剤師の取得に繋がる
日病薬病院薬学認定薬剤師の資格は、以下の専門領域に関する認定薬剤師の資格取得要件となっています。
- がん薬物療法認定薬剤師
- 感染制御認定薬剤師
- 精神科薬物療法認定薬剤師
- 妊婦・授乳婦薬物療法認定薬剤師
- HIV感染症薬物療法認定薬剤師
病院薬剤師としての基礎的な分野である日病薬病院薬学認定薬剤師を取得してから各種専門薬剤師を目指しましょうという仕組みになっています。
こうした専門領域の認定薬剤師を目指したい方は日病薬病院薬学認定薬剤師の取得は必須になりますね。

時間はかかりますが、プロフェッショナルを目指す方は頑張りましょう!
条件しだいではネット環境がある自宅で資格取得まで完結することができる
単位を集めるためには研修会への参加が必要ですが、研修会も現地開催されるものもあればWEB研修もあります。
また、日本病院薬剤師会が提供しているeラーニングでの単位取得方法もあります。(eラーニングのみで全部の単位をまかなうことは難しい)
取得のための最後の試練である試験もWEBで行うため、単位集めから試験突破までネット環境のある自宅で完結させることができます。
資格取得難易度
- 取得までの期間:単位取得に3年間+翌年度試験6月&合否発表が7月
- 必要学習時間:約75時間(新規取得の50単位分のみ)
- 合格率:約90%(比較的高い)
- 難易度:★★★☆☆(中程度)
⇒「最大のハードルは「継続して単位を集めること」
病院薬剤師になりたての人ほどスキルアップも含めて目指してみよう!
日病薬病院薬学認定薬剤師は、「何から勉強すればいいかわからない人のための最適な指標」です。
特に、「病院薬剤師になりたての方」や「スキルアップの方向性に悩んでいる方」には強くおすすめできます。
また、勉強や業務を通じて専門領域に興味を持った方はその先にある専門領域の認定薬剤師を目指すスタートラインにも立つことができます。
最初から完璧を目指す必要はありません。
まずは、無料のWEB研修に1つ参加してみる―
そこから、あなたのキャリアは確実に動き始めます。
単位の集め方や取得までのモデルスケジュールについては別の記事で詳しく紹介しているので、よければこちらの記事も参考にしてください。
▶資格取得を考えている方へ
薬剤師として新しい分野を学びたい方や、まずは取得しやすい資格から挑戦したい方に、公認スポーツファーマシストはおすすめです。
実際に受講した流れや難易度、かかった費用まで、体験談をもとに詳しく解説しています。
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▶新しい環境で悩んでいる方へ
新人の頃は環境の変化に大きなエネルギーを使い、一生懸命頑張っているからこそ苦しく感じることもあります。
私自身の経験をもとに、新人薬剤師が疲れてしまう理由やその対処法についてまとめています。
▶病院薬剤師として働き始めたばかりの方へ
病院薬剤師1年目は、覚えることの多さや環境の違いに戸惑うことも多いと思います。
新人時代に感じていた不安や、実際に働きながら考えていたことをまとめました。
▶病院薬剤師に向いているか悩んでいる方へ
「自分は病院薬剤師に向いているのだろうか」と不安に感じていませんか?
病院薬剤師として7年働いた経験をもとに、向いている可能性のある人の特徴や、向き不向きより大切な考え方についてお伝えします。
→病院薬剤師に向いている人の特徴と向き不向きの考え方についてはこちら
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「病院薬剤師は大変そう」というイメージに、プレッシャーを感じたこともありました。
実際に働く中で感じた“病院薬剤師のイメージと現実”についてはこちらにまとめています。
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→病院薬剤師として7年働いて感じたメリット・デメリットについてはこちら
▶一歩踏み出すことにためらってしまう方へ
最初から大きな目標や強い覚悟がなくても、一歩踏み出す価値はあると思っています。
私自身が感じた「まず動いてみること」の大切さをまとめました。










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