こんにちは、ゆり子です。
ストレスを抱え込んでいると、心だけでなく「食欲」にも変化が現れます。
- 急に食べられなくなった
- 甘いものやジャンクフードが止まらない
- 食事が面倒に感じる
このような変化は、単なる気分の問題ではなく、体と心からのSOSサインかもしれません。
ストレスを抱え込んでいるとき、食欲の変化は多くの人に起こります。
大きく分けると「食べられなくなるタイプ(食欲不振)」と「食べすぎてしまうタイプ(過食)」に分かれることが多いです。
薬剤師として患者さんと関わる中でも、ストレスによる食欲の変化を訴える方は少なくありません。
私自身はストレスが強くなると食べられなくなるタイプで、食欲不振だけでなく吐き気や胃もたれなどさまざまな症状を経験してきました。
この記事では、
- 食欲が乱れる7つのSOSサイン
- それぞれの原因
- 放置するリスク
- 回復のヒント
を体験談を交えながら解説します。
自分の状態に早く気づき、無理をしすぎないための参考になれば嬉しいです。
※こんなときは医療機関への相談を検討しましょう
- 2週間以上食欲不振が続く
- 体重が急激に減少した
- 水分も取れない
- 仕事や家事に支障が出ている
- 気分の落ち込みが強い
食欲に関するこんな症状はありませんか?
□ 食べ過ぎてしまう
□ 食欲がない
□ 吐き気が続く
□ 胃もたれや胃痛がある
□ 食事がおいしく感じない
□ 空腹なのに食べるのが面倒
□ 食事が楽しくない
3つ以上当てはまる場合は、ストレスによる心身の不調が隠れているかもしれません。
※1つだけでも気になる症状がある場合は、無理を続けず心と体を休ませることを意識してみてください。
SOSその1:食べ過ぎてしまう(過食)

- 甘いものや味の濃いもの、ジャンクフードなどを好んでたくさん食べてしまっていませんか?
- お腹が空いていないのに口寂しくてずっと食べていませんか?
- 特定のものばかり食べ続けていませんか?
これは、不安やストレスによって自律神経が乱れ、脳が手っ取り早い快楽(甘いものや脂っこい食べ物)を求めている状態です。
甘いものや脂っこい食べ物は一時的にストレスを軽減するため、無意識に欲してしまいます。
やめられないのは意志が弱いわけではありません。
食べても満足感がなかったり、食べすぎたことによる罪悪感があったり、女性の場合だと体重が増えてしまうことに対する不安も大きく、辛い症状ではないでしょうか?
過食→自己否定→さらに過食といった負のスパイラルに陥ってしまうことがあります。

私の場合は軽いストレス状態で過食気味になりますが、基本的にはストレスを抱えると食べられないタイプなので、食べ過ぎてしまう経験やその辛さはあまり理解できていません。
過食が続いてしまうことも問題ですが、普段はほとんど食欲がなくて食べないが食べる日はドカ食いをしてしまうことも問題です。

1日1食生活になっていたときに、その1食がジャンクフードのLサイズセット+αという状況になった経験があります。
食べていない分のエネルギーを取り戻すみたいな感じで食べていました。
過食を放置すると
- 罪悪感から自己否定的になる
- 生活習慣の乱れ
- 各種生活習慣病のリスク
につながることがあります。
SOSその2:食欲がない(食欲不振)


私はストレスを抱えると食べられないタイプです。
元々小食ではなく、よく食べる方でしたし、食べることも好きでした。ですが、不思議と食べられなくなるんです。
「ダイエットになるからいいや」とか「食費が抑えられるからいいじゃん」とスルーしてはいけません。
食べ過ぎることも健康に悪いですが、食べないことももれなく健康に悪いです。
私はストレスを抱えると食べられないタイプです。
食べられなくなる理由については食欲そのものがなくなる以外に、「SOSその3:吐き気がする」「SOSその4:胃もたれや胃痛がする」「SOSその5:おいしいと感じなくなる」「SOSその6:空腹感があっても食べるのが面倒くさいと感じてしまう」が関わっています。
食欲不振というSOSサインを放置すると
- 体力低下
- 集中力低下
- 睡眠悪化
- メンタル悪化
- 栄養失調で倒れる
といったことにつながる可能性があります。
SOSその3:吐き気がする

私の場合、常に吐き気があって食べる気分になれませんでした。
1日中吐き気がして気持ち悪かったので、つわりってこんな感じなんだなぁと思っていましたが、1日中吐き気がするのは本当に辛いです。
ただでさえない食欲が、吐き気によってさらに消えていくんですよ。

つわりは甘えだと考える人もいますが、実際には日常生活に大きな影響が出るほどつらい症状です。
それくらい、1日中吐き気が続く状態は精神的にも肉体的にも消耗します。(私のはつわりじゃないですが)
私の場合お腹の中に守るべき命とかはいませんので、本当のつわりで苦しんでいる妊婦さんの気持ちを理解できているわけではありません。
ですが、1日中吐き気がするのはそれだけしんどいです。
そして吐き気のしんどさに拍車をかけたのが、吐き気止めが効かないことでした。
メンタル不調で起きる症状の中で、薬で対処できるものは救いがありますが、薬が効かないものはストレスを減らさない限り解放されないという終わりが見えない状況もまたしんどさが増します。

「メンタル不調で起こる症状の中で、個人的に辛かった症状TOP3」にランクインする症状です。
吐き気が強く、水分も取れない場合は早めに医療機関へ相談しましょう。
SOSその4:胃もたれや胃痛がする

元々脂っこいもので胃もたれしやすいタイプでしたが、食べていなくても胃もたれのような感覚がありました。
ひどい人は胃もたれの段階で留まらず、胃痛がすることがあります。
ストレスが続くと、胃潰瘍などの胃のトラブルにつながることもあります。
ちなみに私は吐き気や胃もたれの症状が長く続いたので心療内科の先生に「胃カメラしてきて」といわれて胃カメラしたことがあります。
幸いなことにピロリ菌などはおらず、胃はキレイでしたが、胃もたれや吐き気は心因性のものであると証明されました。

胃カメラは意外としんどかったのでできる限り受けたくないです。
もし受ける機会があった場合は迷わず鎮静をかけてもらおうと思います。(好奇心で鎮静かけずに後悔した人間)
胃痛や胃もたれが続く場合は、消化器内科で相談することも大切です。
SOSその5:おいしいと感じなくなる

私はあまり経験がなかったように思いますが、人によっては味覚を感じなくなるそうです。
ストレスが強い状態では、味覚を感じにくくなることがあります。
「何を食べても同じ」「好きなものでも感動がない」感じてしまいます。
これはストレスや自律神経の乱れによって、脳内の神経伝達物質(セロトニンなど)のバランスが崩れているサインともいわれています。
無理に食事を楽しもうとする必要はありませんが、長く続く場合は休息が必要です。
味覚の変化が長引く場合は休養を優先し、時には耳鼻咽喉科や歯科の受診も検討してください。
SOSその6:空腹感があっても食べるのが面倒くさいと感じてしまう

ここまできたらかなり危険です。自分でもやばいと思っていましたが、そもそも食べること以外も面倒くさいと動けなくなっていました。
料理するのが面倒くさいということは誰しも日常で感じることがあると思います。
ですが、料理の手間がないテイクアウトやコンビニ食、自宅にあるレトルト食品や冷凍食品、さらにはパンやポテトチップスなど開封したらそのまま食べられるものですら「食べるのが面倒くさい」と感じて食事ができなかった時期があります。
もうこの段階まできてしまうと食べること以外もできなくなってしまうので、早めの休息や環境調整が必要です。

また、食べられないときや動けないときは無理に動こうとする必要はありません。動けるようになったときに気が向いたものを食べるようにするだけでいいです。
食事以外のことも面倒に感じる場合は、心身がかなり疲れているサインかもしれません。休養を取りつつ、必要に応じて心療内科などへの相談も検討しましょう。
SOSその7:食べることが楽しいことではなくなる
ストレスを抱えたとき、「食べられないタイプ」と「食べすぎるタイプ」の2パターンがありますが、どちらのパターンも共通することは「食べることが楽しくない」と感じてしまいます。
食事は本来、楽しさを感じ、気持ちも満たされるものです。
それが自分の好きな食べ物であればなおさらです。
ですが、食事の楽しさを失ってしまい義務のように感じてしまう場合は注意が必要です。

美味しく、楽しく、自分の好きな食べ物を食べることができている自分に戻ることができてよかったです。
好きなものを食べても楽しくない状態が続く場合は、無理を続けていないか振り返ってみましょう。
食欲が示すSOSサインを見逃さないで
ストレスを抱え込んでいると、そのSOSサインが心よりも先に体に現れることがあります。
食欲の変化もそのひとつです。
- 食べられない(食欲不振)
- 食べすぎてしまう(過食)
- 吐き気や胃の不調
- 味を感じない
- 食事が面倒になる
- 食事の楽しさがわからなくなる
これらはすべて「弱さ」ではなく、ストレスに対する防御反応です。
私自身、食欲不振や吐き気を経験し、心療内科への通院や検査を受けました。
その経験から感じるのは、食欲の変化は想像以上に重要なSOSサインだということです。
もし今つらい状態にいるなら、まずは「ちゃんと気づけた自分はすごい」と考えてみてください。
食事を完璧にしようとしなくても大丈夫です。
少しずつ、自分のペースで回復していけばいいのです。
食欲の変化は、睡眠の乱れやメンタル不調とも深く関係しています。
そして睡眠の乱れも、メンタル不調の重要なSOSサインのひとつです。
食欲の変化とあわせてチェックすることで、より早く自分の状態に気づくことができます。
睡眠SOSサインについては、こちらの記事で詳しく解説しています。
食欲がない状態が続くときは
食欲がない状態が続くと、「何を食べたらいいのかわからない」と悩む方も多いのではないでしょうか。
私自身も、食べる気力がなくなったときに「何なら食べられるのか」「どうすれば少しでも食事ができるのか」で悩みました。
食事は本来、栄養バランスやカロリーを意識することが大切です。
しかし、メンタル不調のときは栄養バランスやカロリーよりも「少しでも食べること」が最優先です。
無理に理想的な食事を目指す必要はありません。
まずは、自分が食べられるものを見つけることが回復への第一歩になります。
私が実際に食べていたものや、食べるときの考え方については、別の記事で詳しくまとめています。
同じように悩んでいる方の参考になれば嬉しいので、ぜひ読んでみてください。
→食欲がない・食べる気力がないときにおすすめの食事と考え方についてはこちら
食欲の変化は、心と体からの「休んでほしい」というメッセージかもしれません。
この記事が、自分の心や体の変化に気づくきっかけになれば嬉しいです。
無理をしすぎず、自分を大切にしてくださいね。
▶心や体の不調サインに気づき始めている方へ
仕事を続けている中で、「なんとなく疲れが取れない」「理由はわからないけれどしんどい」といった心身の変化に気づくことは少なくありません。
そうした“体や心からのサイン”に気づいたときに考えたいことや、無理を続けないための視点についてまとめています。
▶夜になっても気持ちが休まらずに眠れない方へ
疲れているはずなのに眠れない状態が続くときは、心や体が限界に近づいていることもあります。
睡眠に現れ始めた心と体のSOSサインについて、実体験をもとにまとめています。
▶仕事を「辞めたい」と感じ始めた方へ
「もう限界かもしれない」と感じながらも働いていませんか?
私自身も退職を決意するまでにたくさん悩みましたが、退職を決意できたことで見える世界が変わりました。
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