こんにちは、ゆり子です。
薬剤師として働く中で、「退職してから転職活動するべきか、それとも在職中に進めるべきか」と悩む方は多いのではないでしょうか。
この悩みは多くの人が一度は抱えるテーマです。
本記事では、薬剤師が退職後に転職活動を行うメリット・デメリットを実体験ベースで解説します。
さらに、向いている人・向いていない人の特徴や、面接で聞かれる質問の対策までまとめました。

退職してから転職しても大丈夫?

もう限界…でも次を決めずに辞めて大丈夫?
そう悩みながら働いている方も多いのではないでしょうか?
私自身も、退職してから転職活動を行った経験があります。
退職してからの転職活動に不安な方は、ぜひ最後までご覧ください。
メリット①退職してからの転職活動は時間的・体力的な余裕がある
退職して一番得られるものは時間です。
これまで仕事に使っていた時間を、そのまま転職活動に充てられるため、企業研究から職場チェック、面接対策などに時間を費やすことができます。
また、転職活動は時間も必要ですが同時に体力も必要になります。
働きながらだと、日々の業務と転職活動を両立する必要があり、体力的な負担も大きくなります。
ですが、退職してから転職する場合はその心配がありません。
自分に合った職場を選びたい、転職で焦ってミスマッチを避けたい方は、一度退職をしてから時間的・体力的余裕を持って転職活動に専念することは有力な選択肢の一つと言えるでしょう。

私は退職してから転職活動をしていた経験があります。
退職理由はメンタル疾患になって働けなくなったためですが、退職しているので転職活動に専念できることがよかったです。
企業薬剤師にチャレンジしたこともありますが、最終的に自分に合うのは病院薬剤師だと納得して選べました。
→1年目で退職した薬剤師が7年かけてたどり着いたキャリアの選択についてはこちら
メリット②面接日や入社日を柔軟に決めることができる
メリット①とも繋がるのですが、時間があるので面接日や入社日を柔軟に調整できます。
働きながらだと仕事との兼ね合いで有給や、シフトの合間にしか動くことができず、平日に職場見学や面接をすることも日程上厳しくなることもあります。
しかし、退職しているので時間制約はなく、企業側の都合にも柔軟に対応でき、スムーズに転職活動を進められます。
特に、転職に失敗したくないのであれば職場見学は必須になります。

病院見学の具体的な流れを知らない方は、こちらの記事で詳しく解説しています。チェックポイントもありますのでぜひ参考にしてください。
メリット③リフレッシュやスキルアップにも時間を活用できる
転職活動に多くの時間を使えるとはいえ、実際に転職活動で動いている時間はそれほど多くありません。
転職活動以外の時間にも余裕が生まれ、趣味ややってみたかったことに時間を使うことができます。
また、スキルアップのための勉強や資格取得を目指すこともできます。
働いていたときにできなかったことを、転職活動に支障が出ない程度に楽しむことができます。

ちょっと長めの旅行を平日に行ってみたいですね~
デメリット①経済的な負担が大きい
退職すると収入が途絶えるため、経済的な不安が生じます。
退職後転職活動をするにあたり、経済面の課題をクリアするために
- 失業保険を受け取る
- 単発派遣や単発バイトで稼ぐ
- あらかじめ家計の収支を把握しておく
- ある程度の貯金を退職前に確保しておく
といった対策を講じることで、リスクを抑えることができます。

失業保険に関しては、2025年に制度が改訂されたのでこちらの記事を参考にしてください。

また、単発派遣をする場合はファルメイトがオススメで、他にもカイテク薬剤師という単発バイトアプリもあります。
薬剤師から離れてタイミーをやってみるのも面白いかもしれません。
ファル・メイト / アプロ・ドットコム / カイテク薬剤師 / タイミー
デメリット②転職活動が長引くと将来の不安が出てくる
転職活動が想定より長引いてしまうと、このまま転職できるのか、生活やお金はどうなるのかという将来の不安が出てきます。
事前にできる対策としては、転職する理由や条件、将来目標など自分の軸やビジョンをしっかり持っておくことが大切です。
なんとなく転職したいから、の気持ちで転職活動していると、転職先選びや採用試験で躓くことがあります。
また、かえって条件が厳しすぎてもなかなか転職先が決まらず、転職活動が長引いてしまうということがあります。
優先順位を整理し、現実的な妥協点を見つけることも重要です。
もし、どうしても理想の転職先を見つけたい方は、派遣やパートで生活費を稼ぎながら転職活動をすることをオススメします。
派遣の場合、紹介予定派遣という一定期間派遣で勤務したあとに、派遣薬剤師と勤務先の病院双方の合意があれば直接雇用に切り替えるというものです。
紹介予定派遣という形で働いて職場の様子を知り、その職場がいいと思ったら正社員になることができるので、じっくり次の勤務先を探したい人にはオススメの方法ですね。

紹介予定派遣や派遣薬剤師としての話は、ファルマスタッフ担当者との面談内容をまとめた記事がありますので、そちらも参考にしてください。
→派遣薬剤師についてファルマスタッフ担当者から伺った話についてはこちら
デメリット③数ヶ月とはいえブランクがあるため、現場の感覚を忘れてしまう
たった数ヶ月とはいえ、現場の第一線から退いてしまうと、働いていたときの感覚は忘れていきますよね。
知識面での対策は辞めた後も引き続き自己勉強を続けること、退職後は時間に余裕があるため、知識のアップデートに集中できるタイミングとも言えます。
業務面での対策は、デメリット①と繋がるのですが、単発派遣や単発バイトで働くことでお金を稼ぎながら現場感覚を忘れずにいたいですね。
ファル・メイト / アプロ・ドットコム / カイテク薬剤師 / タイミー
ちなみに、数ヶ月程度のブランクであれば転職に支障はないので安心してください。
ブランク自体はきちんと説明できれば問題ありません。
デメリット④元の職場に戻りたくても戻ることができない
もし、今の職場を続けることも検討されている方は、退職してしまうと戻ることができないので、退職してからの転職活動はオススメしません。
大変かもしれませんが、在職中に転職活動をすることをオススメします。
悩んでいるうちは焦って決断する必要はなく、無理に結論を急がず、一度立ち止まって考えることも大切です。
結論を急がずに考え続けることで、自分の本当の望みが見えてくるはずです。
逆に一刻も早く退職したい、先に退職しないと心身に不調がでてしまう、といった人は自身の心と体を守るためにも退職してから転職活動しても問題はないので安心してください。

退職してしまった職場には戻ることができないことを理解した上で決断しましょう。
退職してからの転職活動に向いている人・向いていない人
| 退職してからの転職活動に向いている人 | 退職してからの転職活動に向いていない人 |
| ○時間をかけてでもいいから転職先を吟味したい人 ○経済面の課題をクリアできる人 ○元の職場に未練がない人 | ●先行きの不透明さに不安になる人 ●現職を続けることも視野に入れたい人 ●金銭的リスクを背負いたくない人 |
退職してから転職活動するメリット・デメリットを理解した上で、自分は退職してから転職活動することに向いているのかを考える必要があります。
退職してからの転職活動自体は別に悪いことではありませんし、転職活動そのものの足を引っ張るわけではありません。
ですが、退職してから転職活動することに不安を感じる場合は在職中に転職活動をした方がいいでしょう。
そして、在職中に転職活動することが厳しかったり、何より先に退職だけでもしてしまいたいとなったときに退職後も転職活動を続ければいいと思います。
面接でなぜ退職してから転職活動しているのか聞かれた場合の回答例(一般的な回答例)
面接の際、「なぜ退職してから転職活動しているのか」について高確率で聞かれます。
ただし、ここは評価を上げるチャンスでもあります。
ポイントは一貫していて、
- ネガティブ理由だけで終わらない
- 計画性・主体性を見せる
- 転職先への納得感につなげる
この3つを押さえればむしろ好印象になります。
「その結果、御社を志望しています」「その期間を通して〇〇を重視するようになりました」といった志望動機とつなげることができればより好印象になるでしょう。
「なんとなく辞めました」「しんどかったのでとりあえず辞めました」といった計画性や主体性がないような回答はしないように気をつけましょう。
この記事の回答例はあくまで一般的な例として参考にしつつ、自分の経験に置き換えて考えることが重要です。
また、転職エージェントの利用を検討している方は担当者と一緒に対策してもらい、リアルなアドバイスをもらうことをオススメします。
1)自己分析・方向性整理型(王道)

在職中は業務に追われてしまい、今後のキャリアについて深く考える時間が取れなかったため、一度退職して時間を確保し、自分の強みや今後の方向性を整理しました。
その結果、御社のような〇〇の環境で力を発揮したいと考えるようになりました。
この回答例は安定感あって一番無難ですね。
働いているとどうしても自分自身について深く考えることもできず、かといってこのままでいいのかという不安があると思います。
その気持ちを上手く言語化して回答した例だと思うので、これをベースに自分なりの回答を考えるといい回答になると思います。
2)スキルアップ・学習型(評価高い)

退職後は〇〇(資格取得・勉強・情報収集)に集中して取り組みました。
中途半端な状態で転職するよりも、一定の準備をしてからの方が企業にも貢献できると考えたためです。
スキルアップで転職活動している方も多いと思います。
その場合、その理由をきちんと回答できれば問題なく、 スキルアップのためにきちんと準備して実現しようとしている人という評価に繋がります。
3)前職の状況的に難しかった型(リアル寄り)

前職は業務負荷が高く、転職活動と両立することが難しい環境でした。
そのため中途半端な状態で活動するのではなく、一度区切りをつけてから集中して転職活動を行う判断をしました。
実際に激務だと転職活動したくても転職活動することが難しいです。
そのことは企業側も理解してくれます。
ですが、注意点として愚痴っぽくしないように気をつける必要があります。
4)意図的なリセット・再スタート型(少し攻め)

今後のキャリアを考えた際に、このまま働きながらでは中途半端になると感じ、一度リセットして本当に納得できる環境を選びたいと考え退職しました。
なるべく主体性が伝わるように、そして言い方を間違えるとわがままに見えるので注意が必要ですが、これも回答例としてはありだと思います。
5)体調・コンディション回復型(正直系)

体調面を整える必要があり、一度退職して回復に専念しました。
現在は日常生活・就業ともに問題ない状態まで回復しており、改めて長く働ける環境で貢献したいと考えています。
私もメンタル疾患で退職してからの転職活動でした。
私のようにメンタル疾患で退職するケースもあれば、他の病や事故で働けなくなったケースもあると思います。
この場合、理由は正直でOKですが、今は就労に問題ないことをアピールしましょう。
また、体調やコンディションとは少し異なりますが、家庭の事情(結婚・配偶者の転勤・出産&子育て・介護)といった事情でも正直に回答すれば問題ありません。
まとめ
退職してから転職活動をすることは、決して間違いではありません。
実際に私自身もその選択をし、納得できる転職につながりました。
ただし、事前準備やリスク管理ができていないと、不安が大きくなるのも事実です。
「なぜ退職するのか」「どんな働き方をしたいのか」を整理した上で、一歩踏み出してみてください。
もし今、「退職してから転職活動するべきか」で悩んでいるなら、まずは自分の状況を整理することから始めてみてください。
- 経済的にどれくらい余裕があるか
- 転職の軸は明確か
- 在職中に活動できる余力はあるか
これらを整理することで、あなたにとって最適な選択が見えてきます。
ここまで紹介したメリット・デメリットを踏まえ、後悔のない転職活動につなげてください。
もし判断に迷う場合は、転職エージェントに相談して客観的な意見をもらうのも一つの方法です。
あなたにとって納得できる転職ができることを応援しています。
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